新入生のみなさん初めまして!
51代(3年生)CG研のおいなりと申します!!
美味しいものには目がないです。是非是非皆さんアフターで共にQOL上げていきましょう。
さて、この記事では「CG興味あるけど…あまり…絵を描いたこともないし…」や「お絵かき…ちょっと自信ないし…」と思ってる方々にも、お絵かきはきっとどうとでもなる!!!!!ということをお伝えしていきます。
ソースはずばり私です。
私は昨年、2年生のときにMIS.Wに入会し、そこで初めてデジタル画に触れました。
中学以来美術の授業すら受けていなく、アナログ画もあまり描いていなかったのになぜCG研に入ったのか実はちょっと不明です。
入ってすぐにぶち当たったことは
「 線 画 む り !!!」
デジタル画は大抵ラフ→線画→色塗りの3ステップで描かれます。
線画を描くことで作品の雰囲気が大きく変わったりメリハリがついて、とっても魅力的な本当にかっこいい絵が出来上がってくるのです。
51代CG研会長、きつめさんの新歓ブログでその素晴らしさを全ての感覚を投入して味わってください!!!
線画によるイラストのイメージの違い【新歓ブログリレー2018 10日目】 - MIS.W 公式ブログ
困ったことに未だに私はラフすら線でしっかり描くことができません。
そんな私でもお絵かきを楽しんでいる、その方法を今回少しでもお伝え出来たらと思います!!
線を引かないお絵かき方法
私は普段、大きく分けて以下の3つの方法で絵を描いています。
1.厚塗り風
2.ドット絵
3.曲線ツール、ベクターレイヤー万歳!!
それでは順番に紹介させていただきます。
1.厚塗り風
厚塗りとは色の透けない絵具で色を塗り重ねていき、油絵のような絵を描いていく方法です。
と書いたものの、デジタル画では明確に定義されていないので、きっと私の描き方は厚塗りだろう!!ということで厚塗り”風”と題をつけました。
定義とか難しいよ!!!!と私が感じたので、
百聞は一見に如かず!!!ということで、実際に私のお絵かきの途中を使って説明します。
使用ソフトはCLIP STUDIO PAINTです。
1.ラフ
もういちいち線で描いてられない!
ということで最初から油彩の筆でパーツごとの概形を描いていきます。
ここで私なりのポイントは右下の赤枠のように、パーツごとにレイヤーを分けて描いてみることです。
・違うパーツごとの色が混ざることがない
・それぞれのパーツがある時とない時が簡単に比べられる
・パーツの移動がしやすい
・次のステップで非常に役に立つ
などの利点があります。
2.ごりごり色塗り
1で描いたパーツごとに色を塗っていきます。
右の緑枠のところのアイコンを押すことで、作業中のレイヤーの描いている部分以外には描けなくなります。
左の青枠の滑らか水彩という筆で描いた外側から絵の淵をなぞっていくと…
線のような境界の役割を果たしてくれます!!!
消しゴムツールも使って整形していくと…
こうなって…
他のパーツも塗ってみると…
なんだかそれっぽくなってきた気がする!!
3.顔のパーツ
顔もパーツごとにレイヤーを分けて描いていきます。
肌色で描く大体の場所を塗ってから描くと馴染み易くておすすめです。
4.完成!!!
あっという間に完成!!!!!
ちょっと大人になった北斎ちゃん!!!!!!!(FGOでこの子の魅力に取りつかれてください)
・・・はい。
これで完成です。我ながらちょっとこの絵好きです。
このやり方のいい点としては
・最後まで自由にパーツを足したり減らしたりできる
・パーツの移動、編集が自由自在
・もともとあるツール(油彩、滑らか水彩、消しゴム)しか使わないでできるので簡単に始められる
・やりたいところまでしっかりこだわって塗れる!!!
・一回も線で描いていない!!!!!
などが挙げられます。
ただ、実は”あっという間に”って嘘なんです。
線画を描くとそのあとの色塗りは比較的短い時間で終わります。
しかし、このやり方はひたすら塗っていくのでそれよりは時間を食ってしまいます。
(ちなみにこの北斎ちゃんは2日ぐらいです)
なので、
細かいところ、質感までしっかり表現したい!!
思い付きでどんどん描き足していきたい!!
という方に非常にオススメです。
2.ドット絵
そんなめんどくさいお絵かきなんてしたくないよ~っと思ったそこのあなた!!
そんなあなたにはドット絵です!!
私はできるだけ写実的に細部までこだわる絵が多く、抽象化が苦手で、どうしてもアニメ塗り系の絵が描けませんでした。
そこで、抽象化の練習に!と始めたのがドット絵です。
ドット絵では32×32や48×48など、任意の量のマスに256色の中から1色ずつ、色を置いていきます。
色を置いたマスが面にも線にもなるので、線画に悩まされることもありません!
私が普段使っているのはedgeというフリーソフトです。
高機能ドット絵エディタ EDGE | TAKABO SOFT
レイヤーが128枚まで使えたり、自分でマスの量や使う256色も変えられるなど、無料とは思えないぐらい多機能なので、非常に使いやすくオススメです!
(私は32×32マスで描くのがとっても好きです。)
こちらで前作った北斎ちゃんがこちら!
ドット絵は
・毎日気軽に簡単に始められる
・とりあえず色を置いていけばいつの間にか絵になってる!?!
という体験ができるので、最近の私の日課にもなっています。
みなさんようこそドット絵班へ!!!!!
3.曲線ツール!!!ベクターレイヤー!!!ありがとう!!!
最後に、みなさんにベクターレイヤーのすばらしさだけちょろっとお伝えしたいと思います。
どうしても…線画が欲しい絵を描きたくなった時…そんな時に助けてくれるのがベクターレイヤーです。
このレイヤーは描かれたものを”図形”として認識してくれる、線画に特化したレイヤーです。
ベクターレイヤーに描いたものを「操作」の中の「オブジェクト」というツール、または「線修正」の中の「制御点」というツールでタッチすることで、
その線の流れを決めている制御点を移動したり増減させることができます。
また、線の太さなども変えることができる万能レイヤーです。
でもバケツで色塗りなどはできないんです・・・
私はどうしても描きたい時、曲線ツールや連続曲線、このレイヤーにお世話になることが多いです。
以前参加したボカロ企画のMV用に描いたミクです!
この絵のように太さがあまり変化しない、滑らかな線を描きたい!
という時には曲線ツール系とベクターレイヤーのダブルコンビをオススメします!!
さいごに
長々と読んでくださり、本当にありがとうございました。
私はどうしても線が描けないよ~~と最近までずっと悩んでいたのですが、
自分の好きなように描くことが一番!!
と思えるようになりました。
描きたいものの形をとらえて描くではなく色の集合体としてとらえて描く
という描き方に変えてみたところ、少しずつ自分の中で納得のいくような作品に近づいてきたと思います。
みなさんもぜひ自分に合った描き方をどんどん探してみてください!
そして、私に教えてください!!!
ここまで沢山書いておいて「おいっ!」という感じですが、私はまだ全然まだまだの存在です。
しかし、MIS.Wには本当にそれぞれ自分の強みを存分に生かしている人たちが沢山います。
ぜひ色々な人と話して、沢山の技術などを盗んでいってください!!
その時に共に成長できたら何よりです!
それでは、MIS.Wで一緒にお絵かきできる日を楽しみにしています( *´艸`)
明日はプロ研のプロ、しくがわさんです~~!
お楽しみに!!