MIS.W 公式ブログ

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大学から始める絵・イラスト講座【新歓ブログリレー2019 8日目】

 はじめまして、52代CG研のmomokです。新入生のみなさん入学おめでとうございます。長かった受験勉強もついに終わりやっとはじまった大学生活で羽を伸ばすときがやってきたと思います。同時に新しいことを始めるとてもいいチャンスでもあります(何を隠そう、実は私も2年前はみなさんと同じ希望に満ち溢れた1年生だったんですよ)。弊サークルへの入会を検討している方々はそろそろどの研究会に入ろうか迷っている頃合いなのではないでしょうか(まだ気が早いかな)?その中に今まで絵なんて学校の授業くらいでしか描いたことないけど、ネットでよくみるかっこいいかわいいイラストを描けるようになりたい!みたいな大学からのイラスト初心者(2年前の私)がいるのではないかと思い、そういった人たちのためにこの記事を書こうと思いました。

絵がうまくなりたい!でもどうしたらいいの?

 私も大学まで絵というものは学校の授業くらいでしか描いたことがありませんでした。あとは年に1、2回くらい神イラストの模写とかトレスをやってあたかも神絵師になった気分を味わってるだけでしたね...。そんなわたしが大学に入ってからの2年間でどんな風に絵を描いてきたのかを参考にしつつ解説していこうと思います。


1. 目標を明確に

 まず一言に絵といってもいろんな種類があると思います。まずは自分が描きたい絵がどんなものかを把握しましょう。萌え系のかわいいキャラが描きたい、壮大で迫力のある風景画が描きたい、見ただけで怖気づくようなモンスターが描きたい、うまくなりたいと思ったからにはあなたが描きたいと思う絵がきっとあるはずです。それを明確にしましょう。私の場合は可愛い女の子が描きたかったのでそれを一例として説明していこうと思います。

2. 実際に描いてみる

 何が描きたいのかが決まったので、とりあえず描いてみましょう。ここで重要なのは、自分の出せる技術や知識すべてを用いて、資料も全力で調べつつ自分の今描ける最高の1枚を描き上げましょう。ちょうどいい時期にサークルの活動で、1か月後くらいに個人の作品を紹介、発表する発表会がありますのでそれまでに描き上げましょう。

3. 描いた絵をよく見る

 そして、描き上げた1枚を見てみましょう(実際に2年前の今頃の発表会に出した、初めて描いたオリジナル絵です) f:id:momokunsan:20190404010911j:plain

下手ですね、実に下手くそ。今までまともに絵を描いたことがない人が急に絵を描いても上手いはずがありません。でも幸いにも絵が下手くそだとわかるということは見る「目」は私にはあったようです。自分がだめだと思う部分をできるだけ詳しくまとめましょう。それがあなたの今後の練習メニューになります。 f:id:momokunsan:20190404133807j:plain

4. ひたすら練習

 絵を描くごとにきちんと見直してどこがだめだったかを確認して復習しましょう。できるだけ自分が今まで描いたことないような絵を描いていきましょう。自分が何が苦手なのかがより多くわかることができ、そして描けるものの幅が広がります。

 後は2~4を繰り返すだけです。一丁前に方法を描いてみましたがこれはあくまで私の例で上達法はほかにもネットや本にたくさん載っています。試行錯誤しながらいろいろ調べて自分に合った上達法を調べるといいでしょう。

インプットとアウトプットの話

インプット

 2~4の繰り返しをやっている中、この部分どう描いたらいいかわからない...と思うことありますよね。そこで大事なのがインプット。ピクシブで神イラスト眺めているだけでもインプットにはなりますが、それだとあまり頭に定着しません。効率がいいのは模写、デッサンです。対象を隅々まで見ないと絵にできないので1枚描くだけでも確実に力になります。体の一部(手とか)だったら自分のものを見ながら描いてみるのもいいです。模写が難しいようでしたら一度トレスしてから同じ絵を模写するでも大丈夫です(トレスで終わってはいけません)。模写やデッサンのやり方については私なんかよりよっぽど上手に説明してくれる本やブログがあるのでネットで検索などをしてそちらを参考にするのがいいでしょう。

アウトプット

 上記の上達法の2のところですね。インプットだけでなく、それで得た知識を実際に自分の描きたい絵に表現していくことが大事です。模写で参考にしたポースを実際に好きなキャラにさせてみたり、デッサンで対象にしたものを持たせてみたり...。これができるようになると多少なりとも絵の楽しさがわかってくるのではないかと思います。

モチベーションの維持

 さて、絵の上達法(一例)はわかりましたが、初心者にとって一番つらいのは最初。描いても描いても自分の絵は下手なままだと描いてて面白くないと思うのは当然。上達を実感できずにどんどんやめていく人も多いです。これを飲んだらモチベがむくむくわくみたいな薬なんてものはないですが、私はその薬の代わりに同人誌即売会などにいっていろんな人が頑張って作ってきた努力の結晶を買って見て、自分が本来何がやりたかったのかを思い出しています。少なくとも私はそれでモチベがむくむくわきます。
 あとは人から評価をもらうことです。積極的に自分の絵を公表していきましょう。いい評価なら自分もうれしいしモチベの向上につながる。悪い評価でも指摘されたところが自分の気が付かなかった新たな弱点として認知できるのでいいことづくめです。どうしても自分で1人でこもって描いてばかりだと視野が狭くなることが多いので客観的な意見をもらえるということが重要になってきます。それこそ活動に描いた絵をもってきて他人に見せてみましょう。先輩や同期などにみせてみればいいアドバイスをもらえるかもしれません(私にも見せてください、てかみたい)。

さいごに

 絵に限らずとも、この時期になにか新しいことをはじめようとするのはとてもいいチャンスになります。一緒にスタートする仲間もいますし、サークルという気軽にいろいろ相談できる環境も揃っています。ぜひともいろんなことに手を伸ばしてみてください。明日はレベッカさんのDTM講座です、楽しみにしていてください。