MIS.W 公式ブログ

早稲田大学公認、情報系創作サークル「早稲田大学経営情報学会」(MIS.W)の公式ブログです!

ドット絵のすゝめ【新歓ブログリレー2022 4日目】

はじめに

どうも、皆さんこんにちは。いまだにボイスチャットに慣れない55代cg研のsoraです。今年は対面での活動が増えるといいですね。

皆さんはドット絵を知っていますか?

ドット絵は主に昔のゲームで多く使われていた表現技法です。
(現在でもドット絵のゲーム作品やイラストはたくさん生まれています。)
一回も見たことがないという方は少ないと思います。

ですが、ドット絵を描いたことのある方はあまりいないのではないでしょうか?
そこで今回はドット絵の魅力や種類などを紹介したいと思います。
特に難しいことは書かないので気軽に読んでもらえると嬉しいです。

ドット絵の魅力

自分が感じたドット絵の魅力は手軽さ描きやすさアニメーションです。
順に説明します。

ドット絵の手軽さ

ドット絵を描くためのツールは多くあるので、誰でも簡単に始めることが出来ます。実際、自分はノートパソコンとマウスで描いています。

代表的なツールを紹介すると、スマホならdotpict、パソコンならEDGEです。
これらはどちらも無料で使えます。

ちなみに自分が使っているのはsteam版のAsepriteです。こちらのツールは有料なのですが、便利な機能がたくさんあり、ドット絵を描くツールとしては最高峰です。値段も約2000円とそこまで高くないので、ドット絵を描き始めたい方にはおすすめです。

store.steampowered.com

ドット絵の描きやすさ

ドット絵のサイズは16×16や32×32、64×64など様々なのですが、小さいサイズ(~128くらい)で描く場合、表現方法が限られるので、今まで絵を描いたことが無い方でも簡単に描くことが出来ます。
極端な例だと16×16で

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このように簡単にイラストを描くことが出来ます。
一つ目は完成絵で、2つ目は制作過程をアニメーションにしたものです。
個人的にはキャラクターの外枠を先に描くのがおすすめです。
まずはこのような小さなサイズのドット絵を描き、ドット絵の特徴や描き方を掴んでから大きいサイズに挑戦してみると面白いと思います!

(注)普通のイラストよりも表現方法が限られるからといってみんな同じようなドット絵になる訳ではありません。むしろ、その限られた表現方法の中から何を使うのかによって作者のセンスが見えて面白いです!

ドット絵のアニメーション

ドット絵ではアニメーションも簡単に描くことが出来ます。
先ほどのキャラクターを歩かせる場合は追加で以下の2枚を描くだけで出来ます。

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これは最初のイラストを1ドット分下げ、手と足を上下させただけなのですぐ描けます。
必要な素材を描き終わったらあとは順に並べるだけです。
また、どのくらいの間隔で画像を変化させるかによって歩くスピードは変えられます。

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他にも、アニメーションは文字にも使えます。例えば、

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ソシャゲのダウンロード画面風のアニメーションも作れます。さらに先ほどの歩くキャラを付け足すと、

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いい感じではないでしょうか?
簡単なアニメーションは基本的に数ドットずらしていけば描けるので、「アニメーションを作りたいけど難しそう」と考えている方にもドット絵はおすすめです!

(ちなみに上記で描いた青髪のキャラクターは「みすちゃん」というMIS.Wのマスコットキャラです。もし、イラストを描きたいけど何を描けばいいのかわからない方は「みすちゃん」を描くことをおすすめします!)

ドット絵の種類

最後に自分が1年の間に描いたドット絵いくつか紹介します。
ドット絵でいろいろな表現ができることを知ってもらえると嬉しいです。

ドット絵では先ほどのように情報量が少ないものだけではなく次のようなイラストも描けます。

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これはみすちゃんをミニキャラ風に描き、アイコンの形にしたものです。
普通のミニキャラとは違った特徴があると思います。


ドット絵は平面の作品が多い印象を持つ方がいるかもしれませんが次のような立体的なイラストも作れます。

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このイラストは去年MIS.Wの企画で作ったバードル☆マーチというゲームアプリに出てくるルリビタキ(イラスト:54代クヮさん)の2次創作です。元絵がとてもかわいいのでゲームの中で見つけてみてください!
バードル☆マーチはMIS.Wの公式サイトから誰でもダウンロードできるのでぜひ遊んでみてください!(自分が携わったドット絵も使われています!!)

↓ダウンロードはこちらからどうぞ
https://misw.jp/portfolio/%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ab%e2%98%86%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%81/



次の作品は厳密にはドット絵ではなくボクセルアートと呼ばれるものですが、ドット絵の派生的なものなので紹介します。

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こちらもみすちゃんですね。
マイクラをイメージしていただけると分かりやすいと思うのですが、1辺の長さが1ドットの立方体を空間上に配置して制作しました。
これはMagicaVoxelという無料のツールを使って書いたものです。ドット絵風の3DCGを作りたいという方におすすめです。

ephtracy.github.io

最後に現在作成中のイラストを紹介します。

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こちらはドット絵をLive2Dによって動かしたものです。
ドット絵の性質を残したいので、眉毛や口などは変形せず、パーツ分け方式を用いています。
例えば、目の開閉はまつ毛を3種類描くことによって、まばたきを表現できます。
(初めて描いたイラストがまばたきした時は感動しました!!!)
Live2Dは難しそうと思う方もいると思いますが、Live2D歴1ヶ月の自分でもこんな感じで動かせるのでぜひ試してみてください!Youtubeやwebに参考資料がたくさんあります。
(あれ、Live2Dの宣伝になってる?)

このモデルはもし完成したら5月頃に行われる新歓発表会で発表しようと思っているので来ていただけると嬉しいです。
まだ正確な日程は把握していないのですが、公式Twitterの方で連絡があると思います。

以上でドット絵の紹介は終わりです。ドット絵の幅広さを感じていただけたでしょうか?

おわりに

長文を読んでいただき、ありがとうございました。

今回はドット絵について紹介しました。
ドット絵に興味を持ってくれた方は、これを機にドット絵を描いてみてください!
最初は描き方に少し悩むかもしれませんが、最初はみんな初心者です。
まずは、楽しんで描いてみましょう!
(質問があれば、喜んで答えます!)

ぜひMIS.Wに入会して、楽しいドット絵ライフを送りましょう!

以上55代cg研のsoraでした。

明日はたまかけくんによる記事です!楽しみですね!