ご挨拶
初めまして,MIS.W56代のPolarです.自分は主に,midi研で活動しております.今回は新歓コンピに提出したProgressive Houseの作業工程を,備忘録という意味も含めて解説します.ただ自分自身,作曲歴が短いので見当違いのことを書いている場合があります.
Progressive Houseの定義は,自分には難しいので割愛.(下手なことを書くと誰かさんに怒られるので...) ただ,EDMの中でも,低投資で高クオリティの曲を作ることができるジャンルです.音作りもそこまで難しくないですからね笑. 因みに,僕が使っているDAWはFL studioです.
先ほど述べたように,僕は作曲初心者でProgressive Houseも初めて作るので,以下のMK / Shadwさんの動画を参考にして作ります.
基本的にはこの動画を参考にしているので,実際に作業部分を見たいという方は,一度この動画をみることをおすすめします.
さっそく作っていく!
まず,はじめにスケールとBPMとコード進行を決めます.スケールはFメジャー,BPMは128,コード進行は以下の写真にしました.音源はivollyのsoft Boseを使用しています.
次に,アルペジオとストリングを打ち込みます.アルペジオはserumで作って,ストリングスはeastwestのsymphonic orchestraの中に入っている音を使っています.
基本的には,この3つの音を最初から最後まで奏でています.ここに,いろいろな音を追加していきます.
全体の流れを決める
ここで全体の流れを決めます.所謂展開ですね.僕は初心者なので,展開は先ほどの動画とほぼ同じにします.
① 16小節 → イントロ
② 8小節 → ビルドアップ
③ 16小節 → ドロップ
④ 4小節 → アウトロ
以上のような展開で曲を作っていく.ブレイクは今回なしです.
イントロ
基本は,コードとアルペジオ,ストリングスだけ鳴らしています.ただそれだけだとつまらないので,前半の8小節と後半の8小節でわけます.前半の8小節では,コードとアルペジオ,ストリングスだけで構成し,後半の8小節では前半の部分にメロディーとベースを追加します.
リードはsylenth1で音を作っています.サブベースはserumで作っています.ここまでの工程で,イントロは下記のようになります.
ビルドアップ
ドロップにつなげる重要な部分です.とりあえず,サンプルからビルドアップしてるなぁって思うドラムを持ってきます.あとは,だんだんと音が大きくなっていくサンプルを重ねて終了です. 以下の写真はビルドアップの部分のメロディーです.音はイントロと同じですが,メロディーは変えています.
以上の作業から,ビルドアップ完成です.
ドロップ
サビですね.ドロップではsupersawを使用しています.メロディーはビルドアップで使用したメロディーと同じにしています.ドロップでは,メロディーをストリングスとsylenth1で作った音と,supersawでメロディーを構成します.ユニゾンで1オクターブ上と1オクターブ下にも同じメロディーを鳴らすことで厚みを盛ることができます. また,スネアとキックを同じタイミングでならすことで,曲に迫力を与えることができます.以上で,ドロップ完成です.
アウトロ
アウトロに関しては,コードとストリングス,アルペジオに加えて,時計の音とFXを使って,だんだん音数が少なくしてアウトロを作りました.
おまけ
おまけとして,ホワイトノイズやchimeなどを追加していきます.これらの音はspliceから適当に拾ってきて切り貼りするだけです.楽しい!!これするだけで,曲全体がいい感じになるのでオヌヌメです. あとちょっとだけ,足りない音域を埋める楽器をいくつか足します.
MIX
MIXに関してはほんとに知識がないので,簡単にどんなことをしたかだけ書きます. まず,各音のMS処理を行い,音割れしないように音圧をあげました.
あとは,kickstartを使ってサイドチェインを少しかけたり,PHOENIXVERBを使ってリバーブをかけて空間を作ったり等々を行いました. MIXに関しては,ずっと「わ,わからないっぴ」状態だったので,まだまだ修行が足りないなと感じました...
おわりに
上記のこと以外にも曲のクオリティを上げることは無限にできますが,それではいつまでもおわらないので,ここで完成とします(やったね!).説明を省略した部分もたくさんあります.最後に完成した曲を貼っておきます.皆さんもぜひ作曲してみましょう!!最後まで読んでいただきありがとうございました~!
ジャケット作ってなかったので,アイコンの神絵で代用(申し訳ない)
次は,55代CG研のあんび先輩による記事です!哀愁漂う可愛い絵をとっても上手に描く方です.お楽しみに~!!