初めまして、51代CG研会長のきつめです。
ショッキングピンクが大好きです。ピンクの人で覚えてください。
CG研の主な活動はデジタルイラストを描くこと。ですがその他にもデザインや動画、3DCGなどグラフィックに関わること全般を手がけています。
3日前の記事ではしをんくんが動画についての記事を描いていましたが、絵は描かないけど動画はつくるぞ!という人も立派なCG研会員です!
みなさんぜひCG研へ!
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さて、CG研に入って絵を描こうと思ったら、全員が通る関門が線画を描くこと。
ということで本日はイラストの基本、線画についてお話ししたいと思います!
線画ってなんだ?
線画とは、線だけで描かれた絵。
塗り絵の塗る前の絵みたいなものです。
厚塗りのようなきちんとした線画を必要としない画法もありますが、ほとんどの絵の場合線画を描くことから始まります。
デジタルでのお絵かきの場合、線画からデジタルで描く人、線画はアナログで描いてスキャンする人など様々ですが、今回はデジタルで描く線画について、実際の私の作品を例にお話ししていこうと思います!
ですが決して私は線画が得意なわけではないので参考程度に見ていただきたいです…
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私の作品を使って話を進めていきたいと思うので、最初に私の作業環境について説明したいと思います。
PC :MacBookPro 13inch
ソフト :CLIP STUDIO PAINT
このペンを使って〜といった話はクリスタ使いさんにしか伝わらない部分もありますが、各ペイントソフト近い雰囲気のペンはあると思いますので、こんな感じのペンを使うとこんな線が引けるんだな〜くらいに思っていただけるといいと思います。
そしてこれからペイントソフト買う人はクリスタってこんなんなのか〜という参考にもどうぞ!
クリスタはいいぞ…iPad版もあるぞ…
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ここからは描きたいイラストの雰囲気別にこんな線画がよいのでは?という例をあげていきます。
あくまで私個人の感性ですので、「あ、ちげぇな」と思ったらスルーしてください〜
今回描くのはこんなイラスト
手癖で描いた女の子です。
テーマは特にないですが、髪の毛はピンクにします。もちろん。
このラフをもとに複数パターンのイラストを描いていきます。
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①はっきりしたイラストが描きたい
アニメ塗りのような、ぱっきりはっきりしたイラストが描きたい人におすすめなのが「Gペン」。
多分どんなソフトにも元から入ってると思います。なめらかで濃い線、筆圧による強弱がつきやすいペンです。
私はラフもこれを使うので、上のラフもこのペンによるものです。
そんなGペンによる線画がこちら。
表情がラフから変わってますね…あるあるです
はっきりした線で線画時点の影も付けやすいです。
比較的線画が目立つので、デジタルで線を引くのに慣れていない人はイメージ通りにならなくてイライラするかもしれません…
私も初めはGペンで線とか考えられなかったです
しかし逆に線画はっきりする分塗りがシンプルでもいい感じになるので、作業スピードが上がります!
色を塗るとこんな感じ
私の大好きなピンクが目立っていい感じですね。
つやっとした感じに仕上がりました。
アニメ塗りなんかと相性がいいと思います。
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②勢いのあるアナログ風の
かっこいいイラストが描きたい
次はかっこいいイラストにオススメな「ガサ伽サ線画ペン」。
こちらクリスタでダウンロードできるフリーのペンツールで、アナログでの線画修正などにも使えるものになってます。
アナログ感満載のかっこいいがさがさの線が引けます!
おすすめなのでクリスタ使いの皆さんはぜひ検索を!
そんなガサ伽サ線画ペンによる線画がこちら。
線自体にかなり表情があるので線画のみでもかっこいい。
今回はこのあと色を塗ることを考慮してそこまで描き込みませんでしたが、もっと描き込んで白黒イラストにしちゃうのもありですね。
塗ってみるとこんな感じに。
色は1枚目となるべく同じ色にしています。
線画がしっかりしているのであまり塗りこまず、塗りも太めの鉛筆ツールを使ってがさがさとアナログ感を出してみました。
1枚目と同じ構図の絵ですが、かなりかっこいいですね!
と自画自賛するのは楽しく絵を描き続けるコツです。みんな神絵師!
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③細かい、繊細な絵が描きたい
最後は細かく描き込んだりしたいという人にオススメな鉛筆ツール。
多分これも多くのソフトに鉛筆風のペンは入っていると思います。
私はまたもクリスタのフリーペンツールの「鉛筆5 混合」という鉛筆ツールを使っています。
鉛筆ツールの1番の良さはアナログに近い描き心地!
そのためストレスが少なく、細かく描き込みたい時に活躍します。
初めてデジタルイラストを描く、なんていう方にもオススメです。
私はずっとデジタルで線画が描けず、アナログスキャンか線画なしでイラストを描いていたのですが、鉛筆ツールに出会ってから線画への苦手意識が少し減りました。鉛筆最高!
そんな鉛筆ツールによる線画がこちら。
今回の線画ではあまりやっていないですが、線の濃淡があるため、細かい影をつけたりもできます。
逆に濃淡がある分、黒1色に塗りつぶす、なんてことには向いていません。
細かいタッチが残るので、影を描き込んだ繊細な線画なんかが描けますよ!
これを塗ったのがこちら。
グラデーションと水彩ペンを用いてつるんとした立体感を意識してみました。
多分一番クセのない線になるので、どんな塗りにも合うと思います。
いろんな塗り方がしてみたい!という方はとりあえず鉛筆ツールで線画を引くことに慣れるところから始めて他のツールに手を出してみるといいかもしれません。
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いかがでしたでしょうか??
線画描くの苦手…デジ絵はやったことがないぞ…という人の参考になればよいと思います。
世の中には素敵な絵が溢れています。
こんな絵が描きたい!と思った時に、その雰囲気に近い線を選択して線を描くと雰囲気がぐっと近づくと思います。
私はずっと①のようなはっきりかつ透明感のあるイラストに憧れていたのですが全然そうならない…!と悩んでいました。
ところが線画を変えてみたらそれだけでかなりイメージに近づいてびっくり!
やっぱり描きたいイメージに近いものが描けると楽しいですよね。
ということで皆さんもぜひ、いろいろ試行錯誤しながら自分の理想の線画を探してみてください〜
描けないよ!!という人は私含めいろんな人に相談してみるとよいですよ!
自分のしらないびっくりな裏技を知っていたりもするので…
私もある絵師さんのメイキングを見てから作業スピードがぐっと上がりました
描きたい!けど描けない!というみなさん、
MIS.Wには強い先輩がたくさんいます。
MIS.Wでデジタルイラスト
始めてみませんか??