MIS.W 公式ブログ

早稲田大学公認、情報系創作サークル「早稲田大学経営情報学会」(MIS.W)の公式ブログです!

演奏家気質なDTM初心者はこんな感じで曲を作る

はじめに

こんにちは、54代MIDI研のタニシです。 今回は、作曲過程についての記事を書きます。DTM、作曲の門をくぐったものの、その先が真っ暗で何にも見えないというときに参考になれば幸いです。なお、この記事は「聴くよりも演奏したり、歌ったりする方が楽しい」みたいな人の方が合いやすいかもしれません。私がそうなので。

目次

メロディから書く

この場合は、

メロディ → メロディの音色 → メロディに合わせたコード → コード役の音色とリズム → ドラム系 → ベースライン → 味付け(例: アルペジオ、小物パーカッション、ハーモニーなど)

大体こんな感じの順番で曲を作ることが多いです。

特徴

 最初は難しいことを考えずに、ただ良さげなメロディが思いつけば良いので、作り始めるのが簡単です。また、コード決めも基本的にメロディに沿ったコード(和音)を埋めるだけのなので、これも割とすぐできます。  ただし、中盤以降が少し難しくなってきます。最初に作ったメロディの部分とうまく繋げなければならないので、思いつくのに時間がかかることが多いです。  ちなみに、BPM(曲のテンポ)は最初のメロディを書いたときに決めています。また、歌モノのときはこの方法で作ることが多く、メロディと歌詞を同時並行で書いています。

メロディそのものは、テキトーに鼻歌うたってるときとか、ピアノを弾いてるときとかに思いつくので、思いついたら作りましょう。

ビートから書く

この場合は、

ドラム系(小物含む)→ ベースライン → コード(音色、リズム含む) → メロディ → 味付け

こんな感じです。

特徴

 この方法は、とてもシンプルに曲を作ることができます。音域的には 低 → 高 → 中 の順番で埋めることが多いです。基本的に同じビートを繰り返しながら楽器を徐々に追加して盛り上げたりするだけで曲っぽくなるので簡単ですが、単調になりがちなのでどこかで変化を加えてマンネリ化を防ぐ必要があったりします。  ちなみに、BPMはドラム系を打ち込む前か後に決めます。

コードから書く

この場合は、

コード → ベースライン → コードの音色、リズム → パーカッション → メロディ → 味付け

私自身この方法であまり作らないので自信はありませんがこんな感じです。

特徴

 コード理論をあまり理解してないのにこの方法でやっていいのか、という不安は私も持っていますが、最終的に曲になればOKです。好きな曲のコード進行を真似てもいいし、自分で考えるのもいいと思います。私はこの方法が一番苦手ですが、曲のクオリティは高いような気がします。

おまけ - 作曲メモ

たとえば、外出中に良さげな曲のアイデアを思いついて、「家に帰ったらさっそく打ち込もう♪」と思っても、PCの前に座った瞬間に忘れてしまう。こんなこと、ありませんか?私はよくあります。それを改善する方法を少しだけ紹介します。

作曲アプリを入れる

このご時世、この記事を見ている人のほとんどはスマホを常備していると思います。「作曲アプリ」とでも検索して何かしらを入れておくと良いです。あくまでメモとして使うのであれば、シンプルに素早くメモできるものを選びましょう。アイデアは鮮度が命です。ちなみに私は、「うぐいすオルゴール」というアプリを入れています。

お絵描き系のアプリを入れる

一見「は?」となるかもしれませんが、作曲アプリよりもこっちの方がメモがすぐできる場合もあります。なぜなら、簡易的な楽譜が書けるからです。

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非常に見づらいかと思いますが、こんな感じで自分がわかるような楽譜を書いています。この方法だと、作曲アプリと違って、テキストもすぐ書けるので、コードだとか、イメージだとかを簡単にメモすることができます。ちなみに使用しているアプリは、「アイビスペイントX」です。

おわりに

もちろん、今回書いた方法が全てではありませんし、私も100%これに従ってるわけではありません。最初に述べたように、「DTMができる環境が整ったけど、曲ってどう作るの...?」というときに、試しにこの方法を参考にしてみて、少しでもDTMに慣れてもらえれば幸いです。

次回はタコスくんです!!おたのしみに!!!!