初めまして、51代MIDI研会長の4nzu(あんず)です。
さて、MIS.Wはゲーム制作サークルです。そしてMIDI研の主な仕事はゲームBGMを作ること。
でも実際は多くのMIDI員が自分の曲を作って公開したり、個人で音楽活動を行っています。
最近で言えば48代のMIDI研会長Crawkさんと50代の会長Capchiiさんの合作曲がKONAMIの音楽ゲームSOUNDVOLTEXの楽曲コンテストで受賞し採用されましたね。おめでとうございます!
このようにMIDI研は外部への活動を個人単位で広げています。
MIDI研はゲームBGMだけじゃない!音楽をやりたい人は是非MIS.Wヘ!ということで自分の同人活動を例にあげながら話していこうと思います!
自分がクラブミュージック専門のため生音を扱う音楽の界隈では伝わらないことがあると思います。あらかじめご了承ください。
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普段どんなことやってるの?(4nzu君の場合)
・曲の制作/公開
・CDの制作/頒布
・個人への楽曲提供
・音楽ゲームの楽曲提供
・クラブハウスでのDJ etc…
めっちゃ楽しいです。刺激的で充実した生活を送ってます。時間が比較的ある大学生でしかできない趣味ですよね。
皆さんも一人で画面と睨み合いしながら曲を作るだけではなく、外へ広がる活動にチャレンジしてみては如何でしょうか?
うざったるい自分語りも添えつつ皆様の創作活動のモチベーションに繋がるような話が出来れば。
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Let's 同人活動!
同人活動はセルフプロモーション、自分でどんどん行動してみましょう。
①曲を作り、公開する。
まず曲を作りましょう、そしてインターネット上に公開しましょう!
曲を作っても世に出さないと見つけてもらえません。
公開する場所はいろいろありますがオススメは
・SoundCloud (音楽投稿SNS)
あたりでしょうか。3つ挙げましたが断然おすすめはSoundCloudです。世界に発信できる点と、周りの人(MIDI員やフォロワーさん)が多く使っている点、多くの曲をチェックしている人(digger)が存在する点が主な理由です。
<自分語り注意>
僕の同人活動はこのSoundCloudに投稿した曲がある方に発掘されそのままネットレーベルに招待して頂いたことから始まりました。
初めて知らない人に曲を褒められた時の感動は忘れられません。
②インターネット上で趣味の合う人と交流する。
twitterなどのSNSを使い同じ趣味の知り合いを増やすと良いです!
様々な繋がりを作る!これとても大事!!
TwitterのDM機能のように、先ほど書いたSoundCloudにもメール機能があります。
もしくはFaceBook、海外のアーティストだとtwitterをやってない人多いので。
<自分語り注意>
去年、僕が衝撃を受けたコンポーザーで「ふたなりの幻覚」という方がいました。フィンランドの方でtwitterなどのSNSを持っておらず、SoundCloudのメールで声をかけ仲良くなりました。合作したいという僕のワガママにも快く引き受けて下さったりとても良い方です。
彼は日本のエロアニメにハマり、それらの音声をサンプリングして楽曲を作っています。あとMMDを使ってえっちな動画も製作し公開してます。(R-18)
楽しい曲ばかりなので是非皆さんも聴いてみてね!
https://soundcloud.com/futanari-no-genkaku
③現地(クラブハウス、同人即売会)に行く。
人によるとは思いますが、好きなアーティストがこのような同人即売会でCDを売ってることがあります。
ちなみに僕の場合は音楽ゲームのコンポーザーを一目見たくて初めてのコミケへ出陣しました。
そして渋谷などにあるクラブハウス。コンポーザーがライブDJするなんてことも多いですね。
こういった「現地」に足を運ぶこともとても重要です。
メリットはいくつかあって、まず自分の創作活動へのモチベーションが上がります。
いつか僕も有名になってこうなりたいなという気持ち。
そして同じ会場に来ているSNS上の知り合いと実際に顔を合わせ話をすることが出来る。
最初はオフで出会うということに抵抗や不安がありましたが、リアルでお会いすることで相手に自分を信頼してもらえ今後の良い関係を築くことにつながるのです。
また知り合いでなくても、一方的なファンでも何度もブースに寄っていく内に顔を覚えて頂けたりします。
②番同様、リアルの世界でも地道に関係を作っていくことが大切です。
もちろん自分の創作技術を磨くことが一番大事ですがw
↑去年冬コミMIS.Wブースの様子
<自分語り注意>
あるアーティストのDJを聴きに行き、その人のDJが終わった後近くに行って「最高でした!」と感想をお伝えしたことがありました。
その後光栄にもDJで共演させて頂く機会があり、そこで挨拶した際「どこかで会ったことあるよね」と顔を覚えていてくださったのです!感動。オタクの皆さん、恥ずかしがっちゃダメ。
④曲やMIXを公募に出す。
アドカレの最初に書きましたが48代MIDI研会長のCrawkさんと50代MIDI研会長のCapchiiさんの合作曲がKONAMIの公募に採用されました。すごい。
音楽ゲーム以外でも同人のコンピレーションアルバムなど楽曲公募を行っているものがあります。
特に同人のコンピレーションではクオリティに関わらず曲を収録してくれるものも多く、外部への楽曲提供第一歩として自分に条件合うコンピを探してみるのも良いと思います。
よく利用されるのがTwiPlaというサイト。様々なイベントの出欠管理などに使われ、募集中のコンピもここで探すことができます。
そして自分の腕に自信がついてきたら採用/不採用の審査が行われる公募などに力試しとして挑戦してみるというのも良いでしょう。
MIDI員が関わり得る公募というのは楽曲だけではありません。
曲を繋いだものをMIXと呼び、事前に録音したMIXを送り審査してもらうというDJの公募もあります。
ありがたいことに普段僕がDJをする際はお誘いを頂いて仕事に行くので公募に挑戦したことはありませんが、どうしても出たい!というパーティで公募を見つけたら是非送ってみるといいのでは?
うーん...DJに関しては初心者なので下手なこと言えない…この話おしまい!
<自分語り注意>
僕が初めて楽曲公募に出したのはツクール製ゲーム「ゆめにっき」のRemixコンピレーションでした。
1年の夏合宿中に作って提出したのを覚えてます。コンピ主催者のSpireくんとはそれから仲良くなり最近では彼と2人でユニットを組んで曲を出してます。良かったら聴いてね
https://soundcloud.com/realshitbastards
⑤自分でサークルやレーベルを作る。
自分の音楽をより多くの人に聴いてもらいたい!自分でCDを作りたい!
となった僕は去年夏にレーベル(サークル)を立ち上げました。メンバーは僕一人だけどね。
というのも即売会(コミケやM3)は個人でも参加できますが、登録の書面上はサークルとして申請するので作ったという訳です。
皆さんはM3という同人即売会をご存知でしょうか。
コミックマーケットが同人活動全般の即売会であるのに対しM3は音楽中心の即売会になります。
仮にあなたがサークルを作り出店するなら僕はコミケよりM3をおすすめします。
理由はコミケより当選倍率が比較的低く、またコミケよりも音楽にコアな方々がいらっしゃるのでCDを手にとって頂きやすい(多分)というあたりです。
あとこの情報も是非伝えたかったのですが、CDを業者に頼んで作る際はテックトランスという会社にお願いしてみるといいです!(ダイマ)
会社が理工キャンパスから歩いて10分程度の場所にあり、データ入稿などが非常に楽だったからです。
MIDI員だけでなく何かCDを作る企画の際は是非利用を検討してみては如何でしょう。
<自分語り注意>
こちら、僕が去年出したCDなのですがオシャレなアルバムジャケットは50代の日和先輩にお願いしました!
https://soundcloud.com/4nzu2/nerdtexxfd
アルバムジャケットだけでなく、音楽ゲームのアートワークも担当して頂いたり…。
MIS.Wのいいところはいろんな技術をもつ方たちと仲良くなれることです。
是非あなたもこのサークルに入って多くのクリエイターと繋がりましょう!お、新歓アドカレっぽいこと言えたぞ。
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…とこのような具合にまとめてみました。
自分の腕を磨くこと、自分をセルフプロモートして繋がりを築くこと。
この自分の努力と周りの助けが同人活動の本質だと思います。
あなたが地道に活動を続けていけばいつか周りから声をかけてもらえるでしょう。仕事も貰えるかもしれません。そうすればあなたも立派な同人コンポーザーです!
ゲームBGM制作というMIDI研本来の仕事とはかなり離れたことをやっているように思えますが、実際はこのような活動を通して音楽のモチベーションが上がり作曲技術の向上も一人でDAWをいじっているより早くなるのではないでしょうか。僕はMIDI研会長としてサークル全体を強くしていきたいと思っています。もしあなたが同人音楽活動を始めようと思うのであれば、僕はこれまでの経験を活かしていくらでもお手伝いします!
MIS.Wに入って、MIDI研究会に入って、一緒に音楽をやりませんか?