MIS.Wカウントダウンカレンダー2019冬の記事の一つです。
どうもこんにちは、52代のUetaです。
52代プロ研会長のtakowasabi(以下、たこわさとする)に書けと言われたので書きます。
今回の題材は、今年の早稲田祭にも出展したゲーム、「ChronoDrive」です。
どんなゲームかはこちらのツイートの動画を見てみてください。
早稲田祭で展示したVRロボットアクションゲーム「Chrono Drive」の発進シーンです
— ueTa (@kkrc2f) November 4, 2019
せっかく作ったので体験できなかった人用に動画にしてみました pic.twitter.com/gTl6wE2Ki8
早稲田祭で展示したVRロボットアクションゲーム「Chrono Drive」の、今度は戦闘シーンです
— ueTa (@kkrc2f) November 4, 2019
せっかく作ったので体験できなかった人用に動画にしてみました pic.twitter.com/OCKebCCP60
去年、このゲームを作ろうと思ってから、今日まで僕と仲間たちが何をしてきたのか、またこれからこのゲームはどうなっていく予定なのか、といった話をしたいなと思います。つまりは延々と自分語りをしていきます。
企画の始まり
僕は、MIS.Wに入った当時、創作活動をしたことがありませんでした。
それでもゲームが作りたかったので、MIS.Wで達成すべき一つの目標を定めました。
それは、「自分一人でゲームを作れるようになること」でした。
入った当時は、友達ができる気があまりしなかったので、もし仮にMIS.Wを引退した後、友達0人になってもゲーム制作できるようにと定めた目標でした。
その目標の元、三年になったとき、自分が望むゲームを作れるように色々手を広げて勉強してきました。
一年の仲良し52代企画にBGM担当で参加、二年でみすかーと、SisterMosquitoにUnityで参加して、二年の早稲田祭が終わったときに、この企画が動き始めました。
三年に企画長をするため、MIS.Wで活動してきたので、ある意味入った瞬間が企画の始まりと言えるかもしれません。
企画の開始段階(2018/11~2019/5あたり)
11月の早稲田祭が終わった後、企画が動き始めました。
といっても、最初は、主にたこわさと設計について色々話しているだけでした。
僕がVRロボットアクションゲームを作りたかったので、それを念頭に置きながら延々と会議してました。
そんな中でも徐々にメンバーが集まってきて、三月ごろには
プログラマ9人、サウンド2人、3DCG2人、シナリオ1人+僕
くらいの人数が集まってくれました
12月にはアフターやったり、3月にはプログラマ間の親睦を深めるため、
企画内ゲームジャムもやったりしてみました
ChronoDrive企画内ゲームジャムにて、レポート提出締切まであと数分の間をループしながら提出を目指す脱出ゲーム「Endless Report」を作成しました!!!班員のそれぞれの個性の小ネタが満載でいいゲームになりました~(完成していない) #misw #MISW pic.twitter.com/QJuYuHAbXk
— wbiraki (@biraki_prg) March 8, 2019
ChronoDrive企画内ゲームジャムで、ueta,Doo,Soeki,shiroのチームで「絶起!処理班(昨日寝たの)24時!!」というゲームを作りました!処理班を起こして爆弾処理させるゲームです。
— ueTa (@kkrc2f) March 9, 2019
↓でダウンロードして遊べます!ぜひ!https://t.co/xFBsnx22z0 pic.twitter.com/3HoVbL0K9r
実は、5月まではデスクトップPCもVR機器も個人で持っていませんでした。
なのでこの時期は、企画の進捗が思うように進みませんでした。
この時の進捗具合は、主に3DCG班が出してくれました
こちらが52代3DCG班班長のえんしんが作ってくれたコックピット
僕が描いたイラストを52代3DCG班yoshiに渡して主人公のロボットを作ってもらったり、52代会計のべるにオープニングを作ってもらったりしました。
まとめると
プロ ほぼ0%
MIDI 30%
3DCG 20%
って感じでした。
そして5月21日に、OculusRiftSを手に入れた時から、企画が本格的に進み始めるはずでした…
企画発表会後あたり(2019/6~2019/8あたり)
この時期、僕が某社の闇の深夜バイトに吸われてしまいました。
また、たこわさもインターン等で忙しい時期になってしまったため、開発が停滞してしまいました。
このため、プロ研の皆さんには仕事が割り振れず、とても退屈な思いをさせてしまいました。ほかに企画がある人はそちらに集中してもらうなど、企画員が企画に参加している意味がなくなっている状態でした。非常に申し訳なかったなと思っています。
夏休み入るまではこんな感じで特に進捗なしでした。
夏休み時期(2019/8~2019/9あたり)
僕のバイトが終わり、ついに開発を始められそうとなりましたが、この時設計がまだ上手くまとまってませんでした。
そこで、VR機器を持っている人員の関係もあって、僕が一人でゲームのモックを作りつつ、たこわさなど他のプロ研は設計を進めるという形式で進めていくことになりました。
僕がチーム開発に慣れていなく、VR機器でのテストプレイがすぐできる環境にいたので、こうなりました。この時プロ研の企画員の方は、「企画とは?」となっていたと思います。ごめんなさい。
9月終了時点の進捗は、
ロボットがアニメーション付きで移動する、二種類の武器が使える
2018年に作っていたBGMを仕上げて戦闘BGMが完成
くらいだったと思います。
まとめると
プロ 10%
MIDI 60%
3DCG 40%
って感じでした。
ラストスパート(2019/10)
一番進捗が出た時期です。
まず、ロボットの3DCGモデルができました
これが、
こうなりました。かっけぇ…すごいな3DCG
これにより、Animationをつけることが可能となり、作業が進み始めました。
また、自分のこだわりとして、発進シーンは絶対入れたいというものがありました。
これはロボットのゲームなら絶対必要だっていうのと、プレイヤーを仮想空間に没入させるための手段として有効だというのを、CEDECで聞いたからです。
ここで工夫したのは、プレイヤーにはコックピットの色んなところを見てほしかったので、サウンドを左右上下に振りながら、注意を向けてもらおうとしたことです。
その他にも、雑魚敵、ボス敵、各種武器など3DCG班の二人が頑張ってくれた結果、前日に死にそうになりながら作業するということにはなりませんでした。
本番にも特にトラブルなく出すことができました。よかったです。
ChronoDriveのこれから(2019/12~2020/12)
とりあえず早稲田祭で。僕が作りたいものがどういうものなのか、イメージを企画員の皆さんに教えることはできたと思います。
僕の目標は「僕がお金を出して買いたいと思えるゲーム」を作ることです。
買いたいと思う要素は、戦闘であったり、グラフィックであったり、BGMであったり、シナリオであったりと様々です。それらの要素について考えを巡らせながらゲーム開発をしていきたいです。
MIS.Wでは一年間ごとに早稲田祭という目標にむけて開発する関係で、ゲームの基礎的な部分を作ることが精いっぱいなことが常です。
僕がいま興味あるのは、そのあとの細かいクオリティを詰めていくところです。
例としては、攻撃モーションとか、SEのタイミングとかUIのアニメーションとかです。
よく「神は細部に宿る」なんていいますが、そうやって細部まで統一性をもって作られたゲームこそがもっとも人間をその世界に引き込むことができるゲームだと思っています。
なのでそういうゲームを作りたいなと思います。
ありがたいことに、二年目も付き合ってくれる仲間にも恵まれました。
来年の冬コミに出すことやSteamでの販売を目標にしてこれからも頑張っていきたいと思います。
おしまい
これがChronoDriveの全容でした。
振り返ってみると、企画長としてはダメダメでしたね。
企画長をやろうかと思っている人は、自分で全部やろうとするのはやめましょう。
これからは、プログラマや3DCG班などと話し合いながら、やっていこうと思います。
創作初心者が三年頑張ればVRゲームをも作れるようになりました。何をやるにしても手を動かしてみると、その分成長できるのでとりあえずやってみるのは大事だなと思いました。MIS.Wは色んなものに手を出しやすい環境で、個人的にとても居心地がよかったです。三年間ありがとうございました。
開発頑張るぞー
明日の担当は53代りょーたろーくんです。お楽しみに。