こんにちは、56代CG研のなだです。
近頃イラストAIの発展が凄く、よく話題になっていますね。賛否どちらの声も聞きますが、僕は絵を描き始めようとする人が減ってしまうのではないかと心配しています。絵描くの楽しいのに!ということでこの記事では顔のアタリの取り方を解説していきます。お絵描きを始めてみたい人はまず顔を描きましょう!顔を描くのが一番楽しいので(個人の感想です)。
前書き
まず前提として、別にアタリを描かなくても顔は描けますね。僕は今年の夏休みに人体の比率などを勉強しましたが、夏以前はなんとなくで顔を描いていました。また、アタリを使うと絵が固くなるという意見もあります。ですが顔の大体の比率は知っておいた方がいいです。某イラスト講座系youtuberさんは、顔を描いた後の手直しにアタリを使うと良いと言っていました。
そして、アタリの描き方は様々あります。これから紹介する描き方もあくまで1例として参考にしてください。
球体を描こう
まずは円を描いてください。僕は綺麗な円が描けないので円ツールを使いました。この球体たちを、左から正面、斜め、横向きの顔にしていきます。
側面を切り落とそう
次に、側面を切り落としましょう。頭蓋骨は前面の方が横に比べて幅が細くなっています。側面を意識できれば、斜め向きが描きやすくなると思います。
切り落とす幅なんですけど、僕は正直なんとなくでやってます。斜め45°からちょい外側くらいでしょうか。
顎先の位置を決めよう
さきほど切った側面から、横に線を伸ばします。そして同じ比率で下にもう1本線を引くと、そこが顎のラインになります。また、生え際、眉、鼻、顎の幅は大体等間隔なので、それがここで引いた4本の線に対応します。
輪郭を描こう
最後に輪郭を描いて、アタリは完成です。輪郭のカクっとしている部分は顎の出っ張りで、最初に描いた円よりちょい下くらいに位置します。斜め顔の奥側のラインはほっぺたですね。ほっぺたらへんを出っ張らせましょう。また、斜めと横顔に関しては、円から垂直に降ろした線よりも内側に顎を引くと、いい感じになります。ついでに目の位置も描いておきました。目は片目ずつ描き込んでしまうとバランスがおかしくなりやすいですが、一度簡単な図形で描いておくとバランスが取りやすいと思います。目と目の間は片目1個分開けておくと良いとされています。
アタリを透かして顔を描こう
ということでお顔が完成しました!あえてアタリからずらしている部分がいくつかありまして、後頭部を少し削って、顎は首に繋がってる皮膚を意識しています。斜め顔を描くときは、鼻は目よりも高い位置にあることを意識して、中心線からずらしましょう。口は大体鼻の先と顎の真ん中くらいに描きます。首の付き方についてはよく分かってないです。首ってどこから生えてるんだろう。
さいごに
ここまで読んでくださった方はありがとうございました。今回は女の子を描きましたが、顎を長くしたり、目を細くして眉に近づけたりすれば男性っぽくなります。また、この描き方を応用すれば、アオリや俯瞰の角度も描くことが出来ます。最初の十字線の向きを変えて、好きな角度の推しを描きましょう。この記事が皆さんの参考になれば嬉しいです。
P.S. 適当に色を塗っておきました。こう見ると斜めだけなんかかわいくないですね。アタリをとっても斜めが難しいのは変わらないかもしれません。そして僕は顔の描き方を解説したので、誰か僕に服のシワの描き方を教えてください。
明日の記事は55代のタテザワさんです!