こんにちは!10日目を担当いたします50代CG研究会のぼんたです。CG研所属ならばここでイラストについて説明するのが筋かと思いますが、おそらくそちらは他の素晴らしいCG研の方々が説明してくださっているので筋から大幅にずれて私の趣味である”羊毛フェルト”を布教も兼ねて説明していこうかと思います。
- 羊毛フェルトとはどんなもの?
羊毛フェルトは手芸店などに売られている色つきの羊毛を専用の針を使って刺しかためてゆく手芸の一つです。ぬいぐるみなどと違い型紙を作らなくても作品を好きな形に変えることのできるため、初心者でも自由な作品を作ることができます。粘土のような感覚で作品を作れる、それが羊毛フェルトです。
- はじめるために必要な用具
・ニードル
羊毛をさし固めるための針です。いろいろなタイプがありますが最初はニードル細とニードル極細をそろえていれば問題ないです。
・クッション
羊毛を針で刺すにあたって机や針自体を傷つけないようにするものです。クッションは貫通してしまうこともあるので作業中はクッションの下に要らない雑誌などを入れて作業することをお勧めします
これがないと作品は作れません。いろいろな会社からいろいろな種類や量の羊毛フェルトが出ていますが私はよく使う白やブラウンの羊毛はたくさん入っているものを一気に買って必要に応じて色を買い足しています。
・羊毛フェルトわた
これは個人の好みによりますが私は羊毛フェルト作品の芯の部分は羊毛フェルトよりも固まりやすい羊毛フェルト芯で作ります。こうすることにより時間とコストの削減ができます。いろいろな会社からそういった種類の羊毛フェルトは出ていますが今回私はハマナカさんのニードルわたわたを使用しています。
- 実際に作ってみる
今回はとりを作ってみよう、そんな気分になったので小鳥の作り方を紹介いたします。
・大体の図案を作る
私はこの工程はきちんとやるものではなくなんとなーくこういうものを作りたい!というものを纏めるために行うのでだいぶ大雑把です。
白っぽくて丸い鳥を作ります。
・土台作り
ハマナカさんのニードルわたわたを適量とりニードル細で丸めていきます。最初は少なめにニードルわたわたを固め、足りない分を後から継ぎ足していくという形です。へこませたいところは何度もニードルをさすことにより陥没させることができるので、そうやって首と胴体の段差を作ります。
・色付け
ニードルわたわたでできた土台に薄く羊毛フェルトの白を巻き付けニードル極細で定着させてゆきます。これが巻いた後の小鳥の胴体ですが少し白っぽくなっているのがわかると思います。
・羽を作る
最初羽は別の羊毛を薄く形作って貼り付けようと思っていましたが体にだいぶボリュームが出ていたので、羽をつけたい場所の周りをさし固め浮彫にするような形で羽を作りました
写真の三角の部分を陥没させました
ついでにそのほかに胸あたりなどにも立体感を持たせていきます
強くさし固め穴が目立つようになってしまったところは新しく羊毛フェルトを薄くかぶせて表面を整えます
・パーツを作る
こげ茶の羊毛フェルトを小さく丸め、さしつけます
羽も白だとさみしいので茶色の羊毛フェルトで色を付けました
こんな感じになりました
・目をつける
黒の羊毛で目を刺す方法もありますが、私は刺し目が好きなので今回は2㎜の刺し目を使います。
鳥の目の位置を大体決めてニードルで深く刺し、穴をあけます。
刺し目の尖がっている方にボンドをつけ差し込みます
・表面を処理する
このままでは表面が毛羽立っているので毛羽立ちを少なくさせます
このように表面を薄くさすように針を入れます。
一通り終わったら残っている毛羽をはさみで切ります
・完成!
- 最後に
ほぼ自己流なのですがこれで興味を持っていただけたらうれしいです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!