新入生のみなさまこんにちは!
基幹理工学部表現工学科3年でCG研のあすなろと申します。
普段私は背景メインのイラストばかり描いていて、キャラクターをメインで描いている人が多いCG研では少し肩身が狭いのですが、私のように背景描いている人もいるよ!!!!という事が伝われば嬉しいです。
前回のアドカレ(みす51代 Advent Calendar 2017)では以下のような背景イラストのメイキング記事を執筆させていただきました。
今回も背景イラストのメイキングなのですが、スケジュールの都合上、上記の記事ほどうな細かい解説を書く時間が無かったのでざっくりと工程だけですが紹介したいと思います。
とりあえず完成した絵はこちらです↓
今回はこちらのイラストが完成するまでの様子をご紹介します!
1:ラフです。高層ビルの立ち並ぶ都市を眺めるという構図です。
2:1で描いたラフをもとにパース定規を引いていきます。今回は2点透視図法です。
3:建物のスケール感をわかりやすくするためにパース定規に基づいてグリッドを描きます。
4:夜景なので空と地面をグラデーションでいい感じに塗ります。
5:次にもう少し詳細なラフを描いてみます。
6:ここで今回のイラストでメインとなる中景のビル群のシルエットを描きます。
7:先程描いたシルエットに建物の構造を意識して各面とディティールを書き加えていきます。
8:次は近景にあたる手前の通路もざっくりと描いていきます。
9:次に先程のビル群の他の中~遠景の低いビル群を描いていきます。
10:そして遠景のビル群を適当に描きます。
11:ここで色調補正等を行って、イメージに寄せていきます。
12:次に建物の地面に近いあたりの壁に反射光を描き込んでいきます。
13:いよいよここで建物に窓の光を描いていきます。
ちなみに上の窓の光は逐一描いているのではなく、実は以下のような別途描いた窓の透過pngを適当に切り抜いて貼り付けて自由変形で建物の面に合わせて貼っています。
14:中~遠景の建物にも光を入れていきます。
15:遠景にも光を入れて、ビルの反射光も少し調整しました。
16:ビルの側面や上部に装飾の光を描き込みます。
17:ここで建物の窓の光のレイヤーを統合して合成方式を
「100%通常」からコピーして「50%通常」「50%覆い焼き(発光)」「50%覆い焼きカラー」にします。
18:ここで気分転換に近景の通路を描いていきます。この状態はラフですがもう少し細かく描いていきます。
19:近景ですので線画をしっかり描いてみます。
20:そしてこんな感じで塗ります。今回は都市の光を目立たせたいので通路はかなり暗めにしました。
21:空を描きました。あとビルの光も少し追加しました。
22:ビルと手前通路の境界を中心にさらに光を追加しました。
23:道路のディティールと、ビルのスポットライトを追加
24:スポットライトが微妙だったので少し変更&ロゴ追加
25:最後にphotoshopで色調補正などをかけて完成です!
いかがでしたでしょうか?
説明は少なかったですが大体の流れは伝わったのではないでしょうか。背景イラストは敷居が高いと思われがちですが、練習すれば少しづつですが上達していくと思います!
(たぶん)。
ぜひ背景イラストにチャレンジしてみて下さい!
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明日の記事は我らが幹事長むさしんによるケモ研概論だそうです!お楽しみに