MIS.W 公式ブログ

早稲田大学公認、情報系創作サークル「早稲田大学経営情報学会」(MIS.W)の公式ブログです!

【イラスト講座】イラストの二歩目として【新歓ブログリレー2020 13日目】

はじめに

新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。 そして、初めまして54代CG研究会のひらめ天 (@koyamatojiru) と申します。

ンン?....??もしかして今年の新歓ブログにイラストのことを書く人がいない....???

ということで本来はイラストとは別のことを書こうと持っていたのですが、ここはCG研究会らしくイラストのことを書いていこうと思います。

この記事はイラストを描き始めて、イラストを描くことが楽しいことが分かった、でもここから上手くなるのはどうしたら??という思いを解決することを目的として作成いたしました。皆様の参考になってくれると嬉しいです。

目次

イラスト初心者がやりがちな描き方

まず、分かりやすいように初心者がやりがちな描き方というのを解説していきたい思います。

私の過去の絵をさらしながら進めていくので、ご容赦ください。

線のストロークが細かすぎる

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結構前のイラスト、これ以上前をさらすのはきついので許して...

あまりにストロークが短すぎて服や輪郭がぼやけてしまっています

おそらく絵を描き始めの人に一番多い現象。決してストロークが細かいこと自体は悪いことではないですが、初心者の場合、線に自信がなかったり、曖昧に描いてるのでこうなってしまうのが良くないです。

解決法

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ペンを細かく動かすのではなく、より大きく動かすようにする。

また、できるだけ大きく線を引いて、後から修正するようにする。

などが良いと思います。

全く対象を見ていない

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水着ネロが2017夏実装だったはずなのでそのくらいの絵。

ネロをもっとちゃんと見て描いたらこういうバランスにはならんやろ...

イラスト描き始めて楽しいのが模写なのですが、その際描いている対象をちゃんと見ていないことが多いです。

解決法

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模写をするにあたってやはり重要なのは正確に模写するものをとらえることです。そこで役に立つのがシルエット把握だと考えています。一度上の画像のように模写したい相手のシルエット、または、シルエット外の空間で模写する対象をとらえたほうが、バランスを維持したまま、ディテールを仕上げることができます。

人体の比率を意識してない

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これもおそらく2017夏くらいかな。頭と体のバランスがやばいね

人体の比率を意識して描いていないので、頭が異様に大きかったり、胴が長かったりしてしまいます。

解決法

人間の体のバランスをしっかりと理解する必要があります。その際とても役に立つのは比率での理解です。例えば頭から足の付け根、足の付け根から足先までが1:1であるとか、そういう理解を頭に入れておくと自分の描いている人間の体がバランスがおかしいことに気づけるようになれます。

光の当たり方を意識してない

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これでも2017の中でましな方。指で描いた初めてのデジタル絵。

顔とかの影の入れ方がようわかってないね

よくわからないところに影をいれたり、エアブラシでテキトーに光を描いたりで立体感のない絵になっていたりします。

解決法

光源の意識を持つことが必要になります。どこから光が当てられていて、どの部分が暗くなるのか、そういう意識を持てば光の当て方はうまく描けるのではないでしょうか。

もう一歩先に進んで

上のことを克服しているよ!!そんなこと聞かなくても当たり前だよという人のために、最近の1年間で勉強した絵の知識から上達する方法を伝えたいなと思います。

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上記のことを解決した(本当か?)2018初頭に描いたやつら

多少は上手くなっている(?)

線表現について

線のストロークが細かすぎという話をしましたが、線に自信がない、曖昧であるのがいけないということでした。

僕は線が細かすぎても別にいいと思います。それがあえてそういう表現を求めて描いたならば。

逆にいうとはっきり線画引けていてもテキトーに置いた線はなんだかあまり良くはなりません。

(私も服のしわとかテキトーに置きがちなのでやっぱりのちのちおかしく感じてしまうことが良くあります)

こういう時に役に立つのが知識だったりします。

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例えば顔だと鼻や目がこういうデフォルメをしているという知識があると、迷いなく線が引くことができる。

何をデフォルメしているかとかどういう構造かとか理解をすればするほど、テキトーな線をなくすことができ、完成度を上げることができます。また、それだけではなくあえて適当な線を引く、あえて間違った線を引くなどさっきはやってはいけなかったことを、創作表現へと変えることができます。

イラストは写真とは違います、そしてイラストは創作活動なのですから完全な正しさを求める必要はありません。

知識があるという土台があるからこそ創作という表現ができるのでしょう。

模写について

先ほど対象をちゃんと見れていないという話題の時に、模写の話をしました。

好きなものを模写してると楽しいよね。

しかし、 絵の上達に必ず必要なものかといわれると僕は否!!といいたいのです。

この一年で勉強したもので模写の扱いは大体こういうものでした。

"必ずしも必要ではない。自分が必要と思ったときに必要と考える分だけやればいい

また

"模写をやるときは必ず目的意識を持つこと、何を学ぶためにその模写をやっているかはっきりさせること

例えば

ナルトの構図が好きだから模写してみようとか、

この風景画のこの空の表現がよくわからないから模写して自分で手順を追ってみよう

など明確な目的意識を持ってやらないと絵の勉強としての模写にはまったく意味がないかなと思います。

それでうまくなってもただ模写がうまくなっただけなのかなーと。

面で捉える考え方について

西洋画と日本画がありますよね。 西洋画を見ると立体的なものが多く、日本画を見ると平面的なものが多い。

これって歴史的に西洋のほうは物を立体的に面で捉えて、日本は平面的に線で捉える傾向があるようなんです。(どっかから聞いた話なのでソースは調べてみてください、ごめんなさい><)

じゃあもし立体的な絵が描きたいときは面で捉えるほうがいいじゃないか!

ということで物を面でみて描けるように訓練しましょう。

面で物捉えられると光がどのようにあたっているかの把握が分かりやすくなります、特に厚塗りをやりたい人は必ず必要な考え方の一つかなとも思います。

面での捉え方は話すと長くなるのでおすすめのサイトのリンクを貼っておきます。ぜひご自分でも調べてみてください。 maekoart.net

さらにもう一歩

さらにもう一歩という題名にしましたが、個人的な話です。ここは飛ばしてもよいかも。

モチベーションについて

正直に言って私は負けず嫌いなのにとてもメンタルが弱いので、同世代のとてもうまい絵をみるとショックで筆が止まってしまうことも多々あります。

おそらく絵を描くことで一番重要なことはモチベーションを維持し続けることでしょう。

これまでの絵の上達方法についても絵を描くこと本当に好きで絵を描いている人ならまっすぐ進むことができ、絵について勉強することも全く苦ではないでしょう。

しかし、

絵を描くことは好きだが、絵について勉強することは疲れてしまう。

だったり、

勉強することが多すぎてもう頭の中がくしゃくしゃだ

という人は一度考えるのをやめて、初心に戻ってただ楽しむのもモチベ維持の観点ではとても重要なことだと思います。

なにせこの世界は1日進むのをやめれば3日分後退しますからね。

自分を知ること

ある程度絵が描けるようになるとやはり、1次創作がしたくなるものじゃないかと考えます。

その時に必要なのが自分を知ることなんじゃないかと私は考えます。

  • 自分が絵で表現したいものは一体何?

  • 自分が好きなものは?嫌いなものは?

*自分が好きなイラストの傾向は?

  • 自分は今までどういう作品を見てたんだろう?

  • 自分はこれに対してどういう考えを持っているんだろう?

なんだか就活の自己分析みたいな感じですが、自分を知ることはやはり自分を先鋭化するので自分が描く作品もより尖ったもの、力強いもの、メッセージ力の強いものになるのではないかと思います。

おわりに

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一応、2019に描いたイラスト。上手くなってたらうれしいな。

今年はほかにイラストのことを描く人がいないということで張り切って色々なことについて言及してしまいました。

最後まで見ていただいて本当にありがとうございました。

皆様は気づいたでしょうか、今回のイラストを描く上での2歩目、3歩目、4歩目という記事は私の2017、2018、2019の絵とともに進んできました。

2020はさらに大きな一歩を踏み出せるように頑張っていきたいと考えています。

これを読んだ方々もイラストへの次の一歩を強く踏み出せるようにそう願っております。

ファイナルラストとして今までのMISW新歓ブログのCG研のものでおすすめのものを貼っておきます。この記事とご一緒にぜひ参考にしてください。

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