は? もう後期も中盤過ぎたところで今更教科書とは。何を言ってるんだと。そんな声が聞こえます。48代hibinoと申します。 いやいや安心してください。今回は「ゲームの」教科書、そう、まさしくゲームそのもの!!!についてお話したいと思います。
やはり何かを創作するにあたって一番参考になるのは過去に他人に創作されたもの達ですよね。 特にゲームは「あるゲームやってゲーム作りたくなった」という人たちが少なくないと思います。私もその一人です。 なので本来であればここでスーファミの名作などに触れたいところですがすこし趣向を変えまして・・・
ここ、みすでは毎年有志を募って数々のゲームを出していますが、おそらく大きく括って「同人ゲーム」という扱いですね。 つまり「同人ゲーム」製作の最高の教科書は「同人ゲーム」そのもの・・・・ ということでゲーム製作においてたいっっっっっへん参考になると感じた「同人ゲーム」をここにいくつか紹介してみたいと思います。
(ただ好きな同人ゲームを布教したいとか決してそんなことではなく・・・)
ファタモルガーナの館/Novectacle
<価格:2000円> 見所:シナリオ!!!!!絵!!!!!! いきなり本命を投じました。 これについては書くよりも実際に体感して欲しいです。サイトで体験版あります。てかグラフィックやばない? それだけでなくこちらNovectacleさんのシナリオがものすごく「強くて」ですね、同時に「霧上のエラスムス」と「セブンスコート」という、 「ファタモルガーナの館」のキャラクターたちをそのまま登場させつつも全く別のストーリーをたどるフリーノベルゲームもありますので、 強くお勧めします。特に「セブンスコート」。
女神の涙TRUE/Alphanuts
<価格:1050円> 見所:イベントイラスト!!!!!システム!!!!! こちらも強くお勧めするゲーム。RPGツクール2000製のRPGです。 シナリオとイラストの相性が抜群で、これをきっかけにこのイラストレーターさんが大好きになりました。 そしてこの作品だけでないことですがかなり凝ったゲームシステムを生み出すのがAlphanutsさんの特徴の一つです。 こちらも体験版あるのでゼヒ!!!!やってみてください! ちなみに先程と同様にフリーゲームも出されています。基本的に同一の世界の中で時や場所や主人公を変えたいろいろな作品があります。 「IndeTerminatePLUSAlpha」「今の風を感じて」←オススメ!!
冠を持つ神の手/小麦畑
<フリーゲーム/攻略補助:500円> 見所:シナリオ!!!!!!!!! ある人は育成シミュレーションといい、ある人は恋愛シミュレーションといい、ある人は壮大なノベルゲームだといいかねない作品です。っていうか全部ですこれ。 舞台は基本的に城中で完結するんですけど、この城中の人間関係の深さといったらない。 恋愛SLG要素としては攻略キャラが10人以上、各キャラごとにENDが10種類くらい?それに加えて育成SLG要素としてゲームクリア時の役職・呼称等も含めると1000周してもコンプできませんね。 恋愛SLG(というか人間関係SLG)なんて対象を選んで好感度を上げるだけのゲームじゃろ〜とか思っていた私はこの時大いに反省した。 これもあまり内容を語るよりかはやってみてもらったほうが・・・・!!
月夜に響くノクターンrebirth/歯車の城
<フリーゲーム> 見所:このドット絵・・・・・ぬるぬる動くぞ・・・・・!!!!!! ぬるぬる動くドット絵。派手なアクション。そして忘れてはいけない、濃ゆい厨二病的表現・・・・!!!!大好きですね。 RPGツクールXP製で、みたところふんだんにスクリプトを利用しているっぽいですね。スクリプト自由改造の利点がよくわかります。 こちらはrebirthとあるように「月夜に響くノクターン」をリメイクしたものだそうです。 個人的にすごく好きな部分は、歩行時の足音がちゃんと石畳の時とか草の上、茂みの中でちゃんと音が変わるところですね。その他かなり芸のこまかいところがたくさんです。
シルフェイド幻想譚/SilverSecond
(参考になりそうな映像はありませんでしたのでこちらよりスクリーンショットをごらんください)
<フリーゲーム> 見所:ゲーム内の時間経過と連動したシナリオ!!!!!!!!! ↑ちょっとわかりにくい。つまりはゲームの中で、特にフィールド画面で歩くと刻一刻と時間が過ぎていく、というシステムなんですね。 時間が経過するごとに、あちこちでイベントが変化していく、そんなゲームです。 なので周回プレイ時に「3日目になる前にあそこ行ってみよう」などの探究心をそそられます。シナリオ上でも! SilverSecondさんの作品も秀逸なシステムがばばーんと登場することに定評がありますね。ドットキャラかわいい。 このゲームはシリアス目ですがこの作者の本領はギャグと思ってます。この作品にもちょいちょい挟んでますね。 ギャグセンスだけを抽出したものが「シルフェイド見聞録」という作品になります。非っ常にお勧めです。
以上の5作品を紹介させていただきました。ここで筆を置かないと5倍以上くらいに膨れ上がります。 いずれの作品もイラスト・曲・プログラミングのどの観点からでも参考になるものがあるのではないでしょうか。 幸いにもあと1週間ほどで冬休みですね? 快適な同人ゲームライフを過ごしましょう!
あと冬コミもチェックしましょう!!